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本記事の概要
HSPの私が朝礼スピーチに対して何を感じていたのかをご紹介
この記事を書いている私は
朝礼スピーチがある会社に1年間つとめていました。
人前に立って話すのが大の苦手のコミュ障ながら、頑張ってすごしておりました。
私はHSPです。
こんにちは。朝礼スピーチについて色々書いてみている者です。
本日は、「HSP」と「朝礼スピーチ」を題材に記事を書いていきたいと思います。
突然なんですが、私はHSPという気質を持っている人間です。
最近では耳にしたことがある方も増えてきたかな?と思いますが、よく巷では「繊細さん」という表現がされていたりしますよね。
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイパー・センシティブ・パーソン)」の頭文字を取った名称です。生まれつき、敏感な気質を持った人のことを指しています。刺激に弱く、例えば・・人ごみの「人」すらも刺激になります。心も、とーってもデリケートで、他人からすると「そんなこと?」と思われそうなことでも悩んでしまう・・
一見甘えだと思われがちなんですが、こういった刺激にもともと敏感な気質を持った人を「HSP」といいます。
※詳しくは、専門的なサイトも沢山あるため、ここでは簡単に記載させていただきます。
スピーチとはちょっと話がそれてしまうのですが、私がどういった点で「HSP」と言えるのか、根拠について記載したいと思います。
●人ごみが苦手
⇒人が多いこと自体も刺激になりますが、人の肌に触れてしまうことにも抵抗がある
●物事を深く考えすぎてしまい、マイナス思考になりがち
⇒あのとき、なんであんなことしたんだろう・・、数年前のことすらたまに思い出しは引きずります。考えすぎて、その当時の状況を事細かく分析してしまったりすることもあります。
●人と会話するのは楽しいが、帰ったらどっと疲れている
⇒1人になって充電しないと身がもたない。気晴らしの1人散歩は定番の発散法になってます。
●他人の軽薄な決めつけ発言に強いストレスを感じる
⇒「〇〇さんって、こういうところあるよねー」という発言を聞くと「その人の表面的な見えているところしかわからないのに、なぜわかったように断定したように話すのだろう」と考えてしまい、しばらくモヤモヤしてしまいます。それが自分に対して向けれれた言葉だと余計に強い反発心を感じます
●私なんてどうせ・・と考えがち
⇒元々は、自尊心が低すぎるくらい低かったです。他人と比べてしまい、全て人より劣ってみえてしまうのです。しかし、大人になってから色んな事に挑戦し、自信をつけていき、後天的に改善はしていきました。今は昔ほど自尊心が低くないかもしれません。
●仕事中に声をかけられると、びっくりして体が飛び跳ねてしまう
⇒急に声をかけられて驚くという現象は、不思議なことに大人になってから発症しました。もしかしたら、集中している時に声をかけられるということ自体、仕事人ならではの事だからかもしれませんね・・
●同時に複数のことができない
⇒テレビみながら会話することですら苦手です。よく女性はマルチタスクが得意で男性は苦手という一般論あるじゃないですか。私は女なのにマルチタスクできないので、「自分は女ではないんじゃないか」とめちゃくちゃ悩んだこともあります。
きりがないので、こんなところにしておきますね。
もし同じHSPの方が読んでくださっているならば、共感していただける内容もあるんじゃないかな、と勝手に思っています。
そんなHSPの私が、スピーチに対してどのように感じていたのか
突然ですが、みなさんはスピーチ得意ですか?
苦手ですか??
そもそも、スピーチ大好きで得意!なんて方は珍しいタイプなのかもしれませんが・・
特にHSPの方は苦手な方多いかな?!って思ったりもします。
※HSPにも、刺激追求型=HSS型の方、外交型=HSE型の方もいるため、全員が苦手とは思いませんが、傾向としては苦手な人が多いのかな・・と感覚で思っています。ちなみに私は刺激追究型に分類される「HSS型」ですが、それでもスピーチは苦手でした
そのように考える理由は・・スピーチ自体があらゆる理由で「刺激」になるからです。
HSPは刺激に敏感な気質ですから、そりゃもう大変です・・
【スピーチで受ける刺激(私の場合)】
●スピーチの前日
・毎日毎日、スピーチの順番が迫っているという強迫観念
・前日に、朝礼当番の方のスピーチしている姿(明日は自分の番だ…とかなり考えこんでしまいます。)
●スピーチ実施中
・いろんな人の視線と、表情、反応が一度に全部目に入ってしまうこと
・緊張して、身体や声が震えるが、それを人前でさらしている状態であること(ある意味、他人の前で自分をさらけ出す行為になる)
・話の内容を聞いて、「あーそんなことか」みたいな一人言が聞こえたことがあり、そういった細かい発言も刺激に。(頭真っ白になりました)
●スピーチ後
・周囲の反応(良くも悪くも、仕事中に引きずるし、誰からも反応がない状態もまた刺激になる。→みんな話を聞いて何を思ったかが見えてこないため)
・上記に類似するが、スピーチの内容が会話のネタになることも刺激に。
こんな感じで、HSPにとって、刺激となりうる要素が満載であり、本当にスピーチがしんどかったです。
特に、スピーチ後に関しては、周りの反応があってもなくても刺激になるなんて・・
全く逃げ場がないですよね(笑)
でも、スピーチが成長機会になったと感じるのもまた事実
しかしながら、スピーチを通して、人前で話すスキルが上がっていった自分自身の成長を嬉しく感じていたのもまた事実。
しんどかったと言っておいて、矛盾して聞こえるかもしれませんが・・悪い面ばかりではなかったということです。
自身がHSPだから?なのか、スピーチに対する準備は秀逸な方でした。数日前から緊張で頭が真っ白にならないようにするための対策として、何を話そうか、どのように話そうか、暗記するために話す内容の復唱等・・準備をしっかり行っていました。
そして、やるからには「どうやったら聞いている人たちの興味を引き、わかりやすく説明できるか」という点に重きを置いていてスピーチの話の流れを試行錯誤しました。
自分でいうのもあれですが、HSPって真面目さんなんですよね。だから「準備しなきゃ」という気持ちが人一倍強かったのかもしれません。
ですが、真面目がゆえに、色々無理していました。
そうです。「頑張らなければならない」という思い込みが本当に強かったのです。
もしかするとHSPさんに多い傾向かもしれません。
そして頑張りすぎて、準備に時間を割かれ、結果的にとてつもなくストレスを感じていました。翌週にスピーチが迫っているとき、土日も気がやすまりませんでした。
特に週明け月曜日が朝礼当番のときは最悪でした。本当に会社行きたくない・・
サザエさん症候群ってところでしょうかね・・
色々愚痴も書きましたが、成長できたという点においては、スピーチをする機会に恵まれたことに感謝しています。
「自分もやれば乗り越えられるじゃん」って思ったら、ほんの少しだけ自信もつきましたから。
スピーチ疲れもありつつ、成長に対する喜びを感じつつ、全く心が忙しいったらありゃしないですが・・
HSPは(というより人間たちは)、矛盾を抱えて生きている生き物。
苦手なものに対する捉え方だって多面的です。だから、苦手なりに楽しむ思考も生み出していったんです。
そう言い聞かせても、やっぱりしんどいものはシンドイ。
もしスピーチがすごく刺激になってしんどいのなら、あなたは一人じゃありませんし、本当にしんどかったら逃げてもいいと思っています。
私は転職をしていますが、スピーチという呪縛がなくなって、今は会社に対するストレスが大分緩和されました。
そして、転職してから「スピーチよっぽどストレス要因だったんだな・・」と気づくことができました。
時には頑張ることも大切ですが、ストレスを抱えてでも無理する必要はないと思っています。きっと、無理すれば人生の貴重な時間が無駄になっていくような気がします。
もし、プライベートな時間も、仕事も身に入らなくなるほどのストレスなのであれば、逃げていいと思っています。
たかがスピーチと思うかもしれませんが、それくらい真剣に考えていくことも大切なことなんです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!