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本記事の概要
朝のスピーチに役立ちそうな本「スティーブジョブズ驚異のプレゼン」をご紹介
この記事を書いている私は
朝礼スピーチがある会社に1年間つとめていました。
人前に立って話すのが大の苦手のコミュ障ながら、頑張ってすごしておりました。
5年前の購入した書籍「スティーブジョブズ驚異のプレゼン」を読み返してみました。
こんにちは。朝礼スピーチについて色々書いている者です。
さて、今回は、私がスピーチを乗り越えるための土台になった本「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」より、スピーチの極意について語っていきたいと思います。
私がこの本を購入したのは、今から5年前だったと思います。
発売日を見てみると、10年前・・!(2020年現在)
この本を初めて読んだのは学生の頃でしたが、これを読んでいたおかげで、社会人になってからの朝のスピーチを乗り越えられたといっても過言ではありません。
すっかり棚の奥にいってしまったこの本ですが、本棚の整理をしていたこともあり、改めてパラパラ読み返してみました。
本が書かれてから大分時間は経っていますが、朝のスピーチを克服するために重要なエッセンスが詰まっているなぁと改めて感じました。
この本の出だしをちょっとだけ引用すると
“聴衆を魅了することにかけて世界一のコミュニケーターはスティーブ・ジョブズである。
ほかの人は彼の足元にも及ばない。
そのプレゼンテーションにはドーパミンを放出する力がある。”
といったプロローグから始まります。
そのプレゼンテーションのはドーパミンを放出する力があるー
この一言で、スティーブ・ジョブズはいかに素晴らしいプレゼンテーションをする人だったのか、この本を読めばその手法を学べるのか・・!
という期待の気持ちになりますよね。
私がこの本から学んだこと、どうやって朝のスピーチに活かせるのか、掻い摘んでご紹介したいとおもいます!
私がスピーチに活かした内容
これからご紹介する内容は、本書の一部のテーマから抜粋したものです。
本のテーマより、私自身が特に役に立ったと感じるものについて、解説してきたいと思います!
ロードマップを描く
“ジョブズは聴衆にロードマップを示す。”
ここでいう「ロードマップを示す」の意味は、
これからどんなことを語るのか、聞き手が話す内容について迷子にならないように(今何を話しているんだ・・?とならないように)、道しるべを提示するという意味あいだと思います。
そして、「ロードマップを描く」の内容で、私が注目したのはこちらです。
“ロードマップはいつもだいたい3つずのグループに分けられている。”
●プレゼンテーションが「3シーン」に分けられている
●製品(ipod等)を「3つの機能」で説明する
●デモ(デモンストレーション)が「3つの部分」で構成されている
そう、スティーブ・ジョブズは「3」というキーワードを大切にしていたということ。
皆さんも経験あると思いますが、
急にあーだこーだ話されたとき、重要なポイントが理解できない・・なんてことあると思います。
しかし、これから話す内容について冒頭に示されていると、心の準備?頭の中での準備?とにかく頭が整理された状態になるため、話をスッと受け入れることができると思うんですよね。
かつ、「3つ」というポイントに絞ることで、聞いている人が重要な内容がどこなのか、認識しやすいといった点があります。
これが仮に5つも6つも・・
沢山あると、聞き手は混乱すると思いますが、「3」ってなんだかちょうどいいですよね。
そんなわけで、私もスピーチをする際は、必ず「3つ以内にポイントを抑える」という点、意識してきました。
数字をドレスアップする
私が特に印象に残ったのは以下の文脈。
“iPodの売りは記憶容量が30ギガバイトの容量。でも、30ギガバイトがどういう意味を持つのか、ほとんどの人はよくわからない。”
“ジョブズは、こういう大事な数字に必ず文脈を添える。”
“音楽なら7500曲、写真なら2万5000枚、動画なら75時間分を持って歩けるとしたのだ”
よく、何かを説明する際は、「数字を入れると効果的」なんて言われたりしますよね。
しかし、実際に数字だけ提示されても・・「何だかよくわからない」場合があるのも事実。
iPodについても、ただ単に「30ギガバイトの容量があるよ!」と説明されても、ピンとこない人が大半なんじゃないでしょうか。
ではなぜ、一般的に「数字を入れると効果的」と言われているかというと・・
数字を入れることで、抽象的なもの、フワフワしたものを具体的(つまり数値)に示すことができ、1つの指標になるためです。
たとえば、抽象的⇒具体的(数字)の一例で
「お皿に苺が沢山ある」⇒「お皿に苺が100粒ある」
という具合。「沢山」というあいまいな表現よりも、「100」と数値化している方がイメージしやすいですよね。
しかし、数字がわかりやすさを発揮する前提として、受け手がその数字の「基準」を知っている必要があります。
例えば、「身長が200㎝ある人間」と言われたら、「めちゃくちゃ背高いな!」とビックリしますよね。なぜその数字に驚くかというと、人間の身長は、どんなに大きくても「180㎝くらい」という基準が頭の中にあるためです。
一方で、「30ギガバイト」はどうでしょう・・?
数値化しているはずなのに、不思議とそのすごさが伝わりにくいです。
その理由は、「日常生活に密着した数字じゃないから」であり、聞き手にとって「この数字の基準が不明瞭であるため」だと私は考えます。
よって、「30ギガバイト」はイメージしやすい言葉ではなく、単なる数字、単なる事実としか受け取られないのです。
単なる「数字」を示しても、聞き手にとって受け入れやすい(わかりやすい)かどうかは別問題です。
そして、単なる数字(=聞き手にとっては意味を持たない数字)は人間の心を動かすものではありません。
スピーチ(プレゼン)で大切なのは、「人の心を動かすこと」だと考えたとき、「30ギガバイト」を誰でもわかりやすい表現に変換する必要があるんです。
だから、ジョブズは「音楽なら7500曲、写真なら2万5000枚、動画なら75時間分を持って歩ける」という表現をしたのだと思います。
音楽や写真や動画であれば、私達が普段から触れ合うものですから、イメージが湧きやすいですよね!
そして聞き手側は「この媒体にそんなに沢山の音楽を保存できるんだ!」と感動すると思うんです。iPodの凄さを感じ取る瞬間なんじゃないかなと思います。
なので私も、スピーチで数字を用いる場合、そしてその数字が伝わりにくい数字の場合は、
人が身近に感じているものに例えるようにしていました。
簡単そうに見せる
簡単そうに見せるってなんだろう・・?
堂々と話すこと?と考えていました。
そして中身を読んでいくと書かれている内容は「ジョブズはとにかく、プレゼンの練習を大切にした」ということなんです。
ジョブズ自身の口からも、プレゼンの練習時間を確保していた旨、ビジネスウィーク誌の特集で語っていたということが本書には書かれています。
この内容を読んだ時・・私自身はかなり勇気をもらった記憶があります。
なぜなら、これを読むまで、スピーチの得意や不得意は「才能」だと考えていたためです。
私自身、人前で話すことが大の苦手です。話していた内容が吹っ飛ぶことも茶飯事でした。なので、堂々と話せる人が心の底から羨ましいと思っていました・・
「あがり症の特効薬は、練習を繰り返すこと」そんな記述もあります。
この本を読んで、という自身がつくまで、練習したっていいんだ。
できる人というのは、裏でちゃんと努力していたんだ・・!
・・とめちゃくちゃ勇気をもらいました。
これを読んでから、スピーチ等の前に必ず何回も練習するようになりました。
そして、練習を繰り返すということは、スピーチに限らず、自分の能力を獲得するために必要なことなんだと改めて感じるテーマでもありました。
(本文にも「習得には1万時間が必要」という言葉も登場します)
スピーチに自身がない方は、ぜひここの章だけでも読んでもらいたいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した内容以外にも、スピーチに活かせそうな内容は沢山載っているため、是非実際に読んでみてほしいなと思います。
スピーチについて色々悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!