
訪問してくださり、ありがとうございます!!
当ブログでは「トーストを使ったレシピ」をご紹介したあとに、
レシピで使用した食材等の「豆知識」や「雑学」を解説するスタイルでお届けしています。
はじめに
この記事を読むと
●「芋けんぴトースト」の作り方
●朝礼ネタにも使える!「芋けんぴ」の豆知識
を知ることができます
こんにちは。
秋の味覚といえば、さつまいも!本日は私が大好きな「芋けんぴ」を使ったトーストをご紹介します。
また、記事の最後には「芋けんぴ」に関するお話も載せてみたので、興味があれば、是非最後までご覧くださいね。
では、まずレシピから見てみましょう!
芋けんぴトースト☆
【レシピ編】「芋けんぴトースト」の作り方
材料
●食パン(6枚切り)1枚:約20円
●さつまいもペースト 適量:約40円
※ペーストの作り方はこちら:さつまいもペーストの作り方
●芋けんぴ お好みの量:約10円
⇒合計:70円で1人分の「芋けんぴトースト」を作ることができます!
作り方
①適量とった芋けんぴを袋に入れ、叩いてくだく
②食パンの上に、さつまいもペーストをのせ、上から砕いた芋けんぴを押し込むようにして乗せる

③トースターで焼く
④完成!
実際に作ってみて
トースターで焼くと・・・
芋けんぴの甘ーい香りが部屋中に広がります!!
実際に食べてみると・・
しっとりとしたさつまいもペーストと、芋けんぴのカリカリ感が同時に味わえて、
美味しい・・!
芋×芋という点も贅沢です💡
秋にぴったりの一品になりました♪

トーストに関する内容は以上です。
以下に「芋けんぴ」に関する豆知識も載せたので、気になったら読んでみてください!
【朝礼ネタ編】「芋けんぴ」に関する豆知識
最後に「芋けんぴ」について解説していこうと思います。
朝礼ネタに困っている方、単に興味がある方、どなたでも気軽に見ていってくださいね!!
もくじ
●「芋けんぴ」とは
●そもそも「けんぴ」とは
●「けんぴ」の歴史
●まとめ
「芋けんぴ」とは
さつまいもを使った、かりっと食感のかりんとうのようなあのお菓子。

高知県の名物菓子として知られているようですね。
さつまいもを植物性の油で揚げて、砂糖をコーティングして作られていることが特徴です。
身近なスーパーでは、100円シリーズ物として、発売されているため、私は結構お世話になっています。(これはトップバリューで購入しましたが、なんと90円でした!!)

ちなみに・・・
店頭でも「かりんとう」の横に配置されているなど、まるで「かりんとう」のような立ち位置にいる印象ですが、その通りなんですね。
鹿児島県では「芋かりんとう」と呼ばれていたりするらしいです。
そもそも「けんぴ」とは
先程、「芋けんぴは高知県の名物菓子」とお伝えしました。そもそも、「けんぴ」自体が高知県のお菓子なんですね。
けんぴとは、小麦粉に砂糖、水を加えて、オーブンで焼く「焼き菓子」だそう。
ちなみに・・
私自身は今まで、けんぴ=かりんとうだと思っていました。
しかしながら・・
かりんとうは「油で揚げて作る」、一方けんぴは「焼き菓子」ですから、製法が異なり、別物なんですね。
かりんとう =油で揚げたお菓子
けんぴ =焼き菓子
使っている材料こそ類似していますが、製法が異なるため、異なるお菓子と定義されるわけです。
さてさて、そうなると芋けんぴも「油で揚げて作っている」ことから、「芋かりんとう」と言った方がしっくりきそうな感じがしますが・・
高知では、江戸時代から小麦粉を棒状に焼き固めて作った干菓子を「けんぴ」と言います呼んでいるそう。
その形状に似ていることから、芋で作ったけんぴとして、名前がつけられたということですね。
「けんぴ」の歴史
さてさて、ここまでくると、「けんぴ」のルーツ等も気になってきました・・
(もはや「芋」けんぴではありませんが・・(笑))
起源について、色々見ていくと、なんだか諸説ありそうな感じです。
●唐菓子から発展した説
●室町時代に明から渡来した点心の1つである「牧餅」説
●安土桃山時代に土佐の名産であった「白髪素麺」や「お麩(おふ)」の製法を応用してできた説
3つ目の説について触れていきたいと思います。
>安土桃山時代に土佐の名産であった「白髪素麺」や「お麩(おふ)」の製法を応用してできた説
この説に至るまでの背景として、山内豊一について触れる必要があります。
1601年(慶長6年)、山内一豊は土佐一国を拝領しました。
(拝領=目上の人から物をいただくこと。つまりは、藩主になったということですね)
そして豊一が入国した際に、西川屋才兵衛という者が彼に献上したそのお菓子こそが、”ケンピのはじまり”だとされています。
※こちらは、現在ケンピの製造元である西川屋はの主張だそう。
ここで2名の登場人物について、少しだけ補足しますね。
●山内豊一
戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名であり、土佐藩の初代藩主です。
●西川屋才兵衛
現在も高知県にある「西川屋」の創業者である。
さて、話は戻りますが・・
もともと「けんぴ」は、「そうめん」からヒントを得てできたお菓子だったんなのは意外でした。
確か小麦からできていて、細長いという共通点がありますもんね。
そして、藩主に献上していた点、特別なお菓子だったのかなと想像できます。
意外なことを知ることができました!
まとめ
●芋けんぴは高知県の名物菓子
●「けんぴ」自体は焼き菓子、「かんりんとう」は揚げ菓子
●「けんぴ」は高知県の方言であり、揚げ菓子である「芋けんぴ」の実態は「芋かりんとう」なのかもしれない
●「けんぴ」は、「そうめん」「おふ」の製造からヒントを得た説が有力。そして、初代の土佐藩主に献上されたという歴史がある。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!