
訪問してくださり、ありがとうございます!!
当ブログは「トーストを使ったレシピ」をご紹介したあとに、
レシピで使用した食材等の「豆知識」を解説するスタイルでお届けしています。
はじめに
この記事を読むと
●「クルトン」の作り方
●朝礼ネタにも使える!「クルトン」の歴史
を知ることができます
こんにちは。
いよいよ本格的に夏になってきましたね。
夏バテで、さっぱりしたものが食べたくなる季節です。
そんな時はたっぷりのサラダを作りましょう!
そして、そこに必要なのは・・
そう、クルトン!
本日はクルトンを作ったのでご紹介します💡
また、記事の最後には「クルトン」に関する豆知識も載せたので、
気になる方は最後まで見ていってくださいね!
それではまず、レシピを見てみましょう!
クルトン☆
【クルトン】の作り方
材料
●食パン(6枚切り) 1枚:約20円
※余ったパンの耳でももちろんOK!
⇒合計:20円で「クルトン」を作ることができます!
市販のクルトンを購入するより断然オトクです!!
作り方
①食パンを小さく切る(お好みのサイズでOK!)
②トースターにアルミホイルをしき、パンを並べて焼く(5~10分程)

⇓
※焦げやすいので様子見で!

③完成!
サラダにかけて召し上がれ!!

実際に作ってみて
とりあえず、簡単すぎて驚きです!
手順見ての通り、切って焼いて、サラダに散らすだけ。
(寒い季節は、コーンスープに入れてみても美味しそうですね!)
本来はバターや油を敷いて焼いたり、揚げたりして作る方法が一般的だと思いますが、
なるべくヘルシーに手間をかけずに作れるのは、この方法だと思います!
十分サクサクのクルトンができあがります💡
食パン消費したいときや、
パンの耳を消費させたいとき・・
クルトンに変身させてしまうのもアリですね♪

トーストに関する内容は以上です。
以下に「クルトン」に関する豆知識も載せたので、気になったら読んでみてください!
【朝礼ネタ編】クルトンの歴史
最後に「クルトン」について解説していこうと思います。
朝のスピーチのネタがない方・・参考にしてみてください!
もくじ
●「クルトン」とは
●クルトンとスープの歴史
●ちょっとクルトンから脱線した話
●まとめ
「クルトン」とは
クルトンの正体・・
それはズバリ「パン」なのです。
レシピを読んでくださった方ならお気づきでしょう(^_^;)
パンを乾燥させたような食べ物である
「クルトン」
それは、なぜ作られるようになったのか・・
少し気になりますよね💡
クルトンとスープの歴史
クルトンの歴史を知るためには、
スープの歴史を知る必要があります。
※これから記載する内容は諸説ありです。
先述のとおり、
クルトン=パン
ということはわかりましたね。
そんなクルトンが作られるようになった
「キッカケ」は・・
「スープ」なのです。
あぁ・・
言われてみれば、コーンポタージュにクルトン浮いてるわ・・
って思う方も多いでしょう。
遡ること、中世フランス(何百年も前)・・
その頃のフランスでは、既にスープが食されていました。
そして当時は、
カトラリー(スプーンやフォークの総称)を使う習慣がない時代でもあります。
宮廷におられる方も手づかみという時代ながら、スープという料理は存在していた・・
さて、そこで疑問に思います。
スープはどうやって口に運んでいたのだろう・・
すすってた・・?
いいえ、
そこで登場するのが「クルトン」の前身である「パン」なのです。
食器が使われていなかったその当時は、スープを「パン」に吸わせて、一緒に食べていたそうなんですね。
・・・なるほど。
当時の人は賢いですね💡
そして、のちのち(14〜15世紀頃)
スープを飲むために、フランスにスプーンが持ち込まれるようになります。
(ただし、当時はまだまだ高級品だったので上流階級の人にのみ使われていたようです。)
スプーンが登場すれば、スープをパンに浸す必要はなくなりますが、
パンはスープの「具」として残ることになったのです。
そう、
これが後に「クルトン」として受け継がれていきました。
ちょっとクルトンから脱線した話
ちょっと話は脱線しますが・・
先程、スプーンががフランスに持ち込まれたって話したのを思い出してください。
一体どこから持ち込まれたのか・・
と疑問に思いませんか。
折角なのでちょっとだけお話しさせてください。
【カトラリー(スプーンやフォークの総称)がフランスで使われるようになったキッカケ】
メディチ家の「カトリーヌ・ド・メディシス」が
フランスの王である「アンリ2世」の元へ嫁いだこと
※「メディチ家」とは、ルネサンス期のイタリアのフィレンツェで、銀行家、政治家として台頭していた一族。
え、全然意味がわからない・・。
大丈夫です。
ちゃんと解説させていただきます。
メディチ家はイタリアの大富豪であり、
そこの娘である「カトリーヌ・ド・メディシス」は、
フランス王「アンリ2世」の元へ嫁ぐ際に、イタリアから料理人や使用人も一緒につれていったそう。
つまり。
二人の結婚はイタリア文化をフランスに持ち込むというキッカケになったということです。
そこで、イタリアで作っていたお菓子、カトラリー(スプーンやフォークの総称)等がフランス持ち込まれていったという背景があります。
クルトンは直接持ち込まれたわけではありませんが、
こういった出来事がきっかけで誕生したといっても過言ではないでしょう!
ちなみに・・
この二方の結婚について、過去のレシピ紹介の際にも登場しました!
【メディチ家「カトリーヌ・ド・メディシス」とフランス王「アンリ2世」の結婚でもたらしたものがわかる記事】
フロランタン風トースト/フロランタンの豆知識※諸説ありなのでご了承ください
まとめ
最後に復習していきますね。
●クルトンの正体は「パン」
●スープは元々、スプーンで食べる習慣はなく、パンを浸して食べていた(フランス)
●スプーンが使われるようになると、パンは「クルトン」として、スープの具のような立ち位置に変化
●フランスにスプーン等が持ち込まれたのは、イタリア大富豪の娘がフランス王に嫁いだことがキッカケである

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!